知ればもっと面白い介護の専門用語

レクリエーションも専門用語

用者の自立支援や介護予防に大いに役立つことから、介護の現場では、レクリエーションを取り入れるケースが数多くあります。利用者にとっても、レクリエーションは日々の生活で欠かせない行為です。生活の主体者として、日常生活を楽しみ明るく快適にするためには、介護の現場でのレクリエーション活動が重要なポジションを占めます。そんな普段何気に使っているレクリエーションという言葉も、実は介護の専門用語なのです。

介護の現場でサポートする対象者は、身体の不自由な高齢者がほとんどです。そのため、介護職は、様々な知識を秘術を駆使しながらレクリエーションを実施しています。まず、レクリエーションを実施する準備として重要なのが、安全面の配慮です。老化や疾患などを抱える利用者が集団でレクリエーションをするのであれば、ちょっとした不注意でも大きな事故につながりかねません。レクリエーションを企画担当する介護士は、危険予知の観点から、しっかりとした準備が求められます。また、利用者の突発的な事故や異変に直面しても、慌てずに対処できるように、十分なシミュレーションも不可欠です。

レクリエーションの内容については、いかに楽しさの流れに沿ったメニューを提供できるか、という視点で決めていきます。ここで大切なポイントは、最初の10分で利用者を惹きつけるような雰囲気づくりです。これが上手くいくと、楽しさの流れが出来上がり、レクリエーションを成功に導くことが可能になります。雰囲気づくりには、後出しジャンケンやグーパーゲームといった小さいゲームを使って、徐々に会場を盛り上げていきます。